ロシュト産前メゾッドは、分娩時の合併症のリスクを軽減する手法です。ヨアン・ロシュトD.O.は婦人科オステオパシーを専門とし、母体が出産時に受ける影響を減らすためのメゾッドを10年以上にわたって開発してきました。

この産前セッションによって次のようなリスクが減少します:

- 会陰裂傷のリスク

- 会陰裂傷の深刻さ

- 鉗子や吸引器の使用の必要性

- 会陰切開のリスク

- 長時間の難産のリスク

- 骨盤臓器の脱出のリスク

- 腹直筋離開のリスク

メゾットの目的と重要な点

分娩時、会陰の筋肉が極度に緊張すると、会陰裂傷のリスクが高まります。そこで、会陰全体の深部まで緊張をほぐすことによって、裂傷、特に深刻な裂傷のリスクを減少させることができます。これは特に初産の方にとって重要です。

ロシュト氏はこれまで何百人もの女性にこの施術を行っていますが、ステージ3やステージ4の会陰裂傷になった方は一人もいません。ほとんどの患者さんは、全く裂傷がなく、あってもわずかなステージ1の裂傷ですんでいます。稀にステージ2の裂傷の方もいますが、問題なく回復に向かいます。

分娩に備えて会陰の筋肉を緩めるための方法はいくつかありますが、その中で最も一般的に知られているのが、妊娠後期に自分で膣内から会陰部をマッサージしたりストレッチしたりするセルフマッサージです。こうした方法は、科学的研究でも効果が証明されています。

ロシュト氏の手技はそれとは異なり、出産直前に施術者が外側から会陰部の筋肉の緊張を取り除くためのテクニックを用います。この施術は一度だけで済みます。長年にわたって触覚を磨き上げることで、この徒手的アプローチによって、痛みを伴わず、さらに深部の緊張を効果的に解消することができます。

骨盤の関節が固まって動きが悪いと、分娩が長引き、難産になりやすく、痛みも増します。赤ちゃんにかかる負担が増え、例えば赤ちゃんの首が動きにくくなり、頭を両側に思うように動かすことができなくなる場合があります。

そして、帝王切開の必要性も高まる可能性があります。産前のセッションでは、骨盤の関節の固まりを解消します。

また、骨盤内の臓器や組織が強い緊張状態になっていると、分娩が長引き、難産になり、赤ちゃんが産道を通る際に婦人科系器官に損傷を与えるリスクが増加します。そうなると、分娩後の脱出症のリスクも高まります。セッションでは、このような緊張を解消することで、リスクを減少させます。

さらに、妊娠終盤に正しく腹筋を使わないと、分娩後に腹直筋離開(腹壁の広がり)が起こるリスクがあります。セッションでは、腹筋の使い方を見て、腹直筋離開のリスクがあるかどうかを確認し、その予防方法について説明します。

いつセッションを受けるといいですか?

このセッションは、出産予定日の1~2週間前に受けるのが適切です。前回の妊娠で、出産予定日より早く赤ちゃんが生まれた場合は、それより早めに受けて頂きます。

セッションのご予約を決める際には、ひなたレディースケアの施術者にご相談ください。

メールまたはお電話でお気軽にお問い合わせください。

セッションの時間はどのくらいですか?

セッションは1時間30分です。

注意事項

セッションに痛みを伴うことはありません。

お母様や赤ちゃんにリスクはありません。

何かご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

いつでもお待ちしております。